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低糖質、グルテンフリー、食物繊維補給

近年、消費者の健康配慮型の新しい加工食品の需要が高まっています。アルギンはこうした食品の加工性や食感を向上する改良剤として、また優れた健康機能性をもたらす素材として注目を集めています。

応用例・効果

様々なタイプのアルギン酸類を「アルギン」と総称しています。応用例毎に正確な物質名を注記していますのでご参照ください。

低糖質

低糖質

小麦粉を使わなくても、美味しいパン・麺を作ることができます

低糖質

糖質制限がブームとなり、小麦粉以外の穀粉からパン・麺を作る試みが活発化しています。しかし、小麦を使わずにパン・麺、本来の味と食感を再現することは難しく、継続的に喫食頂ける商品が開発しにくい悩みがあります。
アルギンは小麦粉のパン・麺の改良剤として広く利用されていますが、小麦粉以外の穀粉に対しても、優れた品質改良効果を発揮します。

パンでは、大豆粉やふすまなどを使った膨らみにくいパンを形良く膨らませ、パンらしい形に焼き上げることができます。

麺では、本来麺状に成形できない素材をアルギンのゲル化能力で麺状に加工し、美味しい麺に仕上げることができます。加熱殺菌が可能なため、保存性の高い商品に加工することもできます。

【使用するアルギン】
アルギン酸エステル(商品名:昆布酸501、昆布酸503)
昆布酸501
アルギン酸エステル総合カタログ
【推奨使用量】
パン:対粉0.5~1%
麺:対粉0.1~0.5%

グルテンフリー

グルテンフリー

米粉を使って美味しいパン・麺を作ることができます

グルテンフリー

グルテンアレルギーやセリアック病などで小麦が食べられない人のために、グルテンフリーの食品が開発されています。パンや麺は本来グルテンの働きを利用して加工される食品なので、グルテンを除くことで本来のパン、麺とは味や形状がかけ離れてしまうのは、低糖質食品と同じです。

こちらもアルギンを使う事で加工性や食感を改良する効果が認められています。特に米粉を使った麺類の加工には、アルギンが欠かせない素材となっています。

【使用するアルギン】
アルギン酸エステル(商品名:昆布酸501、昆布酸503)
昆布酸501
アルギン酸エステル総合カタログ
【推奨使用量】
パン:対粉0.5~1%
麺:対粉0.1~0.5%

食物繊維

食物繊維

便通改善・整腸・コレステロール低下・脂質吸収抑制・血糖値上昇抑制

食物繊維

アルギンは、海藻に含まれる天然の食物繊維です。アルギンの摂取により、食物繊維としての一般的な生理機能(便通改善や整腸など)が期待できることはもちろん、血中コレステロールの低下や脂質の吸収抑制、食後血糖値の上昇抑制、有害金属の体外排出など、様々な特有の機能性があることが、動物実験で確認されています。

現在、複数の病院・研究機関で臨床研究が行われており、体系的なデータの蓄積が進んでいます。

【使用するアルギン】
アルギン酸カルシウム(商品名:キミカアルギンCAシリーズ)
キミカアルギンCAシリーズ
アルギン酸カルシウム

カロリーダウン

カロリーダウン

油ちょう後の油切れが良くなり、ドーナツ中に残る油の量が減ります

アルギン比較:吸油抑制

ドーナツ生地、にアルギンを配合すると、油ちょう後の油切れがよくなり、ドーナツ中に残る油の量が減ります。また、コロッケ、油揚げ、とんかつ、天ぷらなどの衣の生地にアルギンを加えると、同じく油切れされ、カロリー低減の効果が顕著的です。これらのアルギンの応用により、油によるべたつきや食感の悪化を防ぎ、摂取する油の量を減らすことができるとともに、調理に使う油も削減することができます。

食用油の消費量を削減し、コストダウンを実現したい方はこちらの動画をご覧ください

【使用するアルギン】
アルギン酸エステル(商品名:昆布酸カラット)
吸油抑制
アルギン酸エステル総合カタログ
【推奨使用量】
生地(イーストドーナツ,ケーキドーナツ等)に加える場合:対粉0.2~1%
ネタ(おかき,油揚げ等)に加える場合:全体に対して0.2~1%
打ち粉に加える場合:打ち粉の20%を置換

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