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キミカCMC(カルボキシメチルセルロース)

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CMC(カルボキシメチルセルロース)は、天然パルプ由来のセルロースを加工して作られた増粘安定剤です。水に溶けないセルロースにカルボキシメチル基を導入することで可溶化し、増粘、吸水、保水などの優れた性能を発揮します。
CMCは1918年にドイツで開発され、当初は「繊維素グリコール酸ナトリウム」と呼ばれていました。その後製法や品質の改良が進み、現在では食品、医薬品をはじめ、化粧品、繊維、土木、水産、製紙など、幅広い産業分野で利用される素材となっています。
市販されているCMCにはナトリウム塩とカルシウム塩がありますが、キミカCMCはナトリウム塩(カルボキシメチルセルロースナトリウム)です。

特徴

CMCはセルロースの誘導体です。原料となるセルロースは多数のグルコースが直鎖状に重合した高分子多糖類で、個々のグルコースユニットにはそれぞれ3つの水酸基(-OH)があります。
CMCはセルロースの水酸基にカルボキシメチル基がエーテル結合した構造の多糖類です(下図)。セルロースの構造中に極性の高い官能基が導入されていることで、CMCは水に溶けます。
3つある水酸基のうち、いくつエーテル化しているかを示すのが「エーテル化度」です。理論的には0~3まであり得ますが、市場に流通しているCMCのエーテル化度は0.5~1.5程度の範囲にあります。

図 CMCの構造式(エーテル化度1.0の例)

原料となるセルロースは、気象条件などに左右されることなく安定的に入手できる豊富なバイオマスです。したがって、CMCは他の天然系増粘剤に比べ、特に供給の安定性に優れています。
CMCは粉末状の製品で、においや味はほとんどありません。食品添加物、飼料添加物、医薬品添加物等の公定規格に適合します。

キミカCMCは、増粘剤の製造販売におよそ80年の実績を持つキミカが、そのノウハウを活かし、高品質でコストパフォーマンスに優れたCMC製品を、キミカ独自の品質保証体制でお届けするものです。

性質

  • 冷水、温水に溶けて粘ちょうなコロイド溶液となります。
  • 味やにおいはほとんどありません。
  • 低濃度で高い粘性を発揮します。
  • 水溶液の粘度は経時変化が少なく、長期間安定です。

商品一覧

Fグレード(食品用・食品添加物規格適合)

粘度
(1%、mPa・s)
エーテル化度 用途
F-2 150 ~ 350 0.5 〜 0.9 飲料、アイスクリーム、シャーベット 他
F-2E 150 ~ 350 1.1 〜 1.5 飲料、アイスグレーズ 他
F-10 900 ~ 1,400 0.5 〜 0.8 チョコレートドリンク、春雨 他

Pグレード(捺染用)

粘度
(2%、mPa・s)
エーテル化度 用途
PL-4 20 ~ 100 0.7 〜 1.1 ローラー用
P-1 100 ~ 200 0.9 〜 1.2 ローラー用、
ロータリースクリーン用
P-3 250 ~ 450 1.4 〜 1.7 ロータリースクリーン用、
フラットスクリーン用
P-10 600 ~ 1,600 1.4 〜 1.7 フラットスクリーン用、
ハンドスクリーン用

Aグレード(飼料用・飼料添加物規格適合)

粘度
(1%、mPa・s)
エーテル化度 用途
A-30 2,500 ~ 4,500 1.1 〜 1.5 モイストペレット用
粘結剤、養魚用展着剤、
ペットフード 他
A-100 9,000 ~ 15,000 0.6 〜 0.9 モイストペレット用
粘結剤 他

資料

SDS(安全データシート)

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