機能性表示食品 アルギン酸カルシウム(カプセル)
印刷する海藻由来の食物繊維
「アルギン酸カルシウム」で食後の血糖値対策
キミカのアルギン酸カルシウム(カプセル)は、天然の海藻から高純度のアルギン酸カルシウムを抽出・精製してカプセルに詰めた、機能性表示食品です。
本品はアルギン酸カルシウムが含まれるので、食後の血糖値上昇を抑える機能があります。
- ・機能性関与成分:アルギン酸カルシウム
- ・一日摂取目安量:5粒
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届出番号 J1305 |
機能性表示食品の届出情報詳細は下記、消費者庁のサイトよりご確認いただけます。 機能性表示食品の届出情報 届出番号欄に「J1305」と入力して検索してください。 |
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想定されるメカニズム
アルギン酸は「ウロン酸」という糖が直鎖状につながった構造をしています。このウロン酸が持つ「カルボキシル基(-COOH)」に、どのようなイオン(例:ナトリウムやカルシウム)が結合するかによって、アルギン酸の性質が大きく変化します。
「アルギン酸カルシウム」は、2つのウロン酸に1つのカルシウムイオンが結合した状態で、水には溶けず、粘り気(粘性)もありません。しかし、胃や腸を経るとその性質が変わります。胃の中の酸性環境では「アルギン酸」に変化し、続いて、ナトリウムイオンの多い腸内のアルカリ性環境に達すると、水に溶ける「アルギン酸ナトリウム」へと変化します。このように、周囲の環境によって性質が変わることがアルギン酸の大きな特長です。

図1 アルギン酸塩の構造
腸内には「α-グルコシダーゼ」という糖質を分解する酵素があります。この酵素によって、食事で摂取した糖質が分解され体内に吸収されることで、食後の血糖値が上昇します。
ところが、水に溶けたアルギン酸ナトリウムは高い粘性を持ち、腸内で糖質を包み込むことにより、酵素が糖質に触れにくくなり、分解が妨げられます。その結果、糖の吸収がゆるやかになり、食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。
急激な血糖値の上昇
急激な血糖値の上昇を抑制
図2 想定される血糖値上昇のメカニズム
(イメージ図)
臨床試験
試験の内容
健康な成人男女を対象に、プラセボ対照ランダム化二重盲検クロスオーバー試験(3群3期、解析対象:23名)を実施しました。
被験者は以下の3つの条件で試験に参加しました。
- ・コントロール群(アルギン酸カルシウムを摂取しない)
- ・3粒摂取群
- ・5粒摂取群
試験では、血糖値上昇を再現するために試験食としてうどんを摂取し、その後に各条件に応じてアルギン酸カルシウムを摂取。摂取後の血糖値を時間経過とともに測定しました。得られたデータから、血糖値変化量の①最大値と②総量を解析しました。
【臨床試験の結果】

図3 血糖値変化量の経時変化
アルギン酸カルシウムを5粒摂取した群では、摂取15分後および30分後の血糖値がコントロール群よりも有意に低いことが確認されました(*p ≦ 0.05、Williams検定)。

図4 血糖値変化量の最大値
5粒摂取群において、血糖値の最大変動量がコントロール群に比べて有意に低下していることが示されました(*p ≦ 0.05、Williams検定)。

図5 血糖値変化量の総量
(経時変化グラフの曲線下面積より算出)
5粒摂取群では、血糖値の総変動量もコントロール群より有意に低いという結果が得られました(*p ≦ 0.05、Williams検定)。
論文掲載など
論文
Namiki, Y., Kasahara, F., Ogihara, T., Ushikubo, K., Miyajima, C., Kimura, S., Nagasaka, T., Zhang, X., Nagamine, T., & Kuwabara, A.
アルギン酸カルシウムカプセルの臨床における食後血糖値への影響―プラセボ対照ランダム化二重盲検クロスオーバー試験―.
Japanese Pharmacology and Therapeutics, 51(4), 483-491 (2023).
臨床試験
大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)臨床試験登録システム 試験ID:UMIN00004854
コラム:アルギン酸カプセルについて
コンブやワカメさえ食べていれば、十分なアルギン酸を摂取できるの?
海藻の体は消化しにくいセルロースで覆われており、食べたものが未消化のまま排泄されることが多くあります。そうなると、肝心のアルギン酸は満足に働かないまま体の外へ出てしまうことになります。
キミカのアルギン酸カプセルは、天然の海藻から丁寧に抽出・精製した純粋なアルギン酸カルシウムをカプセルに詰めたものです。摂取すれば体内で速やかにアルギン酸カルシウムが放出されますので、海藻そのものを食べるよりも、はるかに効果的にアルギン酸の機能を利用することができます。
海藻を大量に食べることは、決して良いことではありません。
海藻は健康イメージの強い食品ですが、一方で必要以上に摂りすぎると健康を害することも知られています。海藻に含まれるヨードは甲状腺ホルモンの合成に欠かせない物質である反面、過剰に摂取しすぎると逆に甲状腺の働きを抑えてしまうことがあり、特にバセドー病や橋本病など甲状腺疾患のある方には深刻な健康被害を及ぼします。有用なアルギン酸を摂るためとはいえ、海藻を大量に食べることは、決して良いことではないのです。
アルギン酸カプセル1粒には、生ワカメ約15g分のアルギン酸が入っています。毎日大量の海藻を食べ続けるのは大変ですが、アルギン酸カプセルならどなたでも簡単に、負担なく、十分な量のアルギン酸を摂取することができます。またヨードを過剰に摂取してしまうおそれもありません。
コラム:アルギン酸カプセルについて
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コンブやワカメさえ食べていれば、
十分なアルギン酸を摂取できるの?
海藻の体は消化しにくいセルロースで覆われており、食べたものが未消化のまま排泄されることが多くあります。そうなると、肝心のアルギン酸は満足に働かないまま体の外へ出てしまうことになります。
キミカのアルギン酸カプセルは、天然の海藻から丁寧に抽出・精製した純粋なアルギン酸カルシウムをカプセルに詰めたものです。摂取すれば体内で速やかにアルギン酸カルシウムが放出されますので、海藻そのものを食べるよりも、はるかに効果的にアルギン酸の機能を利用することができます。
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海藻を大量に食べることは、
決して良いことではありません。
海藻は健康イメージの強い食品ですが、一方で必要以上に摂りすぎると健康を害することも知られています。海藻に含まれるヨードは甲状腺ホルモンの合成に欠かせない物質である反面、過剰に摂 ぎると逆に甲状腺の働きを抑えてしまうことがあり、特にバセドー病や橋本病など甲状腺疾患のある方には深刻な健康被害を及ぼします。有用なアルギン酸を摂るためとはいえ、海藻を大量に食べることは、決して良いことではないのです。
アルギン酸カプセル1粒には、生ワカメ約15g分のアルギン酸が入っています。毎日大量の海藻を食べ続けるのは大変ですが、アルギン酸カプセルならどなたでも簡単に、負担なく、十分な量のアルギン酸を摂取することができます。またヨードを過剰に摂取してしまうおそれもありません。
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一般に市販されているアルギン酸の
ほとんどはナトリウム塩(アルギン酸ナトリウム)。アルギン酸ナトリウムには重量比で約1割程度のナトリウムが含まれています。したがって、アルギン酸ナトリウム1gを食べると、食塩約0.3gを摂取したのと同じだけの塩分を取り込んでしまうことになります。塩分の摂りすぎは、特に血圧が高い方には気になるところです。一方、アルギン酸カルシウムに含まれるナトリウムはごく少量です。
キミカのアルギン酸カプセルは塩分を気にすることなく、 有用なアルギン酸をたっぷり摂っていただくことができます。
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アルギン酸カルシウムのはたらき
アルギン酸カルシウムはアルギン酸ナトリウムと同じく、胃の中では胃酸によってミネラルを手放し、フリーのアルギン酸になります。そしてその後腸管を進む間に、再び周囲にある金属イオンを捕まえて、体の外へ運び出す働きをします。
キミカのアルギン酸カプセルは、アルギン酸に期待される機能を 効果的に取り込むことのできる、優れた素材です。
安全性
海藻(褐藻類)の中で、大半のアルギン酸はカルシウムと結びついた、アルギン酸カルシウムになっていると言われています。つまり、アルギン酸カプセルに充填されているのは、天然の海藻成分に最も近いかたちのアルギン酸(アルギン酸カルシウム)と言うことができます。
アルギン酸の安全性は、国際機関(FAO/WHO)の専門委員会でも高く評価されており、食品として摂取する上で、許容量の上限を定める必要がない、と結論づけられています。日本でも食品安全委員会の評価を受け、使用基準のない添加物として指定されているほか、米国FDAではGRAS(一般に安全と認められる物質)にリストアップされるなど、アルギン酸の安全性は世界的に広く認知されています。
【参考資料】
1)
浅岡力・岩塚英文・箕輪久子
健常男子の血清総コレステロール値に対する低分子化アルギン酸ナトリウムの効果 栄養−評価と治療:13(4), 86-91(1996)
2)
奥恒行・中村禎子
低分子化アルギン酸ナトリウム含有コーンポタージュの便通量ならびに便性状の改善効果 Progress in Medicine:20(10), 181-189(2000)
3)
辻啓介・辻悦子・中川靖枝・鈴木慎次郎
食物繊維のナトリウム吸着能が高血圧自然発症ラットの血圧に及ぼす影響 日本家政学会誌:30(3), 187-195(1988)
<機能性表示食品>アルギン酸カルシウム(カプセル)
※画像をクリックすると拡大表示できます。
機能性表示食品 届出番号:J1305
海藻の水溶性食物繊維
アルギン酸カルシウム(カプセル)
アルギン酸カルシウムはコンブ、ワカメなどの海藻に含まれる天然の水溶性食物繊維です。豊かな海に育まれた海藻の成分を日々の健康維持にお役立てください。
| 名称 | アルギン酸カルシウム加工食品 |
|---|---|
| 原材料名 | アルギン酸カルシウム(国内製造)、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース/ ステアリン酸カルシウム |
| 内容量 | 37g [1粒重量370mg(1粒内容量310mg)×100粒] |
- 【機能性表示】本品にはアルギン酸カルシウムが含まれるので、食後の血糖値上昇を抑える機能があります。本品は、特定保険用食品と異なり、機能性及び安全性について国による評価を受けたものではありません。届け出られた科学的根拠等の情報は消費者庁のウェブサイトで確認できます。 【摂取上の注意】本品を多量に摂取すると、おなかがゆるくなることがあります。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
- ◎本品は医薬品ではありません。◎本品は、疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を対象に開発された食品ではありません。◎疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に本品の摂取について相談してください。◎体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。◎食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
- ◎本品は医薬品ではありません。◎本品は、疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を対象に開発された食品ではありません。◎疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に本品の摂取について相談してください。◎体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。◎食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
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