工場建設も任された
生産部門の若きエース
製造開発部マネジャー
# 30代
# 管理職
新工場の建設・設備機器導入管理のスペシャリスト。新卒で、プラント関係の施工管理職を経験後KIMICAに転職した。
「地元で働きたいという気持ちがあって、KIMICAは地元のトップメーカーとして有名だったこともあり、転職することを決意しました。入社して感じたのは、年齢や立場に関係なく、社員がみんな、誇りを持って仕事しているということでした」
当初は、医療用アルギン酸の製造オペレーターを務めていたが、転機は程なくやってきた。新社屋、新工場を建設する計画が動き始め、新規設備・機器導入の担当者に指名された。経験もあったが、与えられた場所で主体的かつ創造性をもって、成果を生み出す仕事ぶりが、評価されたということだ。
「元々やりたかった仕事だったので嬉しかったですね。製造オペレーターから管理スタッフへの異動は初めてだったそうです。その流れができてから、同じような異動のケースも増えてきています。愚直に頑張っていれば必ず報われる会社だと思います。若い人たちにも、将来を見据えて、主体的に仕事に取り組むことの大切さを伝えたいです」
現在、工場の新設と改築、新規設備の導入など、複数のビックプロジェクトを平行して指揮している。
会社の将来を占うような大きなプロジェクトを任されていることに、プレッシャーを感じることもあります。しかし、主体的に取り組ませてもらっているので、気持ちは常に前向きです。建設も設備導入も、外部の会社の方と折衝し、プロジェクトの内容と予算をまとめて経営陣にプレゼンします。非常に大きなお金が動くケースが多く、何より自分が導入した設備機器の成否が、会社の将来に直結するので、緊張します」
自分に課しているのは、実際に作業をする人の立場になって物事を考え、周囲の意見に耳を傾けること。定期的な報連相と、バッドニュースファーストだ。
「大企業や有名企業の不祥事を見ていると、ネガティブな情報が正しく伝わらないことが大きな原因の一つになっていると思います。悪いニュースはあってはならないことですが、常に周囲に目を配り、些細なことであっても気になることは、上司に必ず相談するようにしています」
スポーツ系のレジャーが大好き。週1回は、サッカーやフットサルをして体を動かしています。サーフィンも始めたので、折を見つけては出かけています。千葉は外房がサーフィンのメッカなので、いろいろな場所で波を楽しみたいです。冬は毎週末、新潟や長野へスノーボードに行っています。プライベートを思いっきり充実させることが、仕事のモチベーション向上につながると思っています。
「成果が目に見えて分かりやすく、評価を受けやすい」「大規模プロジェクトを任せてもらえ、やりがいが感じられる」と仕事の面白さを語る。だからこそ、管理職登用が決まったときには、喜びとともに決意を新たにした。
「入社から数年しか経っていないにも関わらず管理職の打診を受けたときには、驚きましたが、何より嬉しかった。『頑張りが如実に評価される会社なんだ!』と、改めてKIMICAの柔軟な評価システムに感謝し、より一層仕事に取り組もうと思いました」
「評価は自分の自信へつながる」──管理職になって以降も、責任はあるけれども、やりたいことを伸び伸びとやらせてもらっている。
「KIMICAはとても、ワークライフバランスが保てている会社なんです。年齢を問わず主体的に仕事を進められる風土がある一方、休暇もしっかりとれるし、残業もほとんどない。この環境を守り、若い社員たちに伝えていきたいですね」
現在担当している新規混合機の導入にも期待が高まる。精製されたアルギン酸の粉体を混合するマシンだが、生産効率の大幅な向上が見込まれている。
「KIMICAオリジナルのマシンになるので、メーカーの担当者と設計段階から、綿密に打ち合わせを繰り返しました。年齢に関係なく、責任ある仕事を任せてもらっていることは、素直に嬉しい」
「これはちょっと大変だぞ!」と自問する場合もある。そのときは、社内の仲間たち、施工する外部の関係者の意見に耳を傾ける。さまざまな関係者の気持ちを尊重し、その立場に立って最善策を導き出すのが、プロジェクトマネジャーとしての自分に課せられた責務だと考える。
新工場を建設するというビックプロジェクトを滞りなく遂行し、医療用アルギン酸の増産を実現することが、いま最大の目標です」
経験・知識を最大限に活用し、KIMICAならではのインフラを構築する──手がける最新設備・機器が完全稼働すれば、医療用アルギン酸の生産量が大幅に増大する。そんな近未来は、目前に迫っている。